2013年09月23日
jFOLKS車豆知識[オイルの役割]
おはようございます。Jです。
今日のテーマは、車豆知識「オイルの役割」

自動車には色々なオイルが使われています。
「オイルの管理はとても大事」ということは、車に興味がまったくない人でも、なんとなく聞いたことがあると思います。
いつまでも調子よく乗るためにオイル交換をするのですが、交換時期や選ぶオイルは人それぞれですね。
オイルはいつも価格の高いものを選んでいる・・という人もいれば、安いオイルをこまめに換えている・・という人もいます。
この考え方に優劣はあるのでしょうか!?
今回はこのことについて考えてみたいと思います。
オイルについては、もっとも馴染みのある「エンジンオイル」についてです。
1回では無理がありそうなので、2回もしくは3回に分けてお伝えしたいと思います。
まずはじめに、オイルの値段は本当に様々ですね。
一番安いオイルだと1リットル300円程度。 一番高いオイルは1リットル3000円するものも。。
なぜこんなに幅があるのでしょうか??
理由の一つとして、オイルの基本的な性能が違うことがあげられます。
ベースとなるオイルの種類は3種類あります。
①鉱物油
②部分合成油
③化学合成油
鉱物油が一番安価で、化学合成油が一番高価です。
鉱物油というのは、原油をベースにしている油の総称です。
「原油を精製していく過程で出る油のゴミ」と表現されることが多いようですね。
ちょっと調べてみましたが、「化粧品や薬品にも使用されていますし、工業製品の多くに使用されています」と書いてありました。
ビニール製品や樹脂製品に使われていることはなんとなくわかっていましたが、軟膏の「ワセリン」や「化粧クリーム」のベースになっていることは知りませんでした。
一昔前は、鉱物油ベースの化粧品は肌に悪い!とか散々なことをいわれていたようですが、(実際に悪かったそうです)今では製造技術等の向上により、必ずしも悪いというわけではなくなったそうです。
そうなると、身の回りは鉱物油だらけなんですね。
毎月の給料の何割かは、鉱物油(ベースの物)を買っているということでしょうか??
鉱物油(ベースの物)を買うために、毎日働いているんですね!
恐るべし、鉱物油!
話がだいぶそれてしまったので本題に戻りますが、鉱物油オイルは車のエンジンオイルとして「必要最低限の性能を有しているもの」と表現できます。
この鉱物油に混ぜ物をして性能を高めたものが「部分合成油」です。
化学合成油は、製造工程が鉱物油や部分合成油とは違い、分留、分解、合成などを行い、オイル性能を自由に設定できるそうです。
このような違いから、オイルの価格がバラバラなんですね。
基本的に、オイルの性能は価格に比例すると言えそうです。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
エンジンオイルに求められることというのは、
①潤滑(摩擦を少なくし、焼き付きなどをおこさないようにする)
②冷却(燃焼や摩擦がひたすら続くエンジン内を冷却する)
③防錆(エンジン内部と外部の温度差により、エンジン内部は水分が発生しやすくサビやすい)
⑤密封(圧縮を作るためにピストンにはリングがついていますが、シリンダーと完全に密着していません。その隙間に入り込み気密を高めます)
⑥洗浄(エンジン内部でできたスラッジ汚れや細かい鉄粉などが一か所に留まることを防ぎます)
このようなことが挙げられます。
鉱物油は劣化が早く、性能を長い間、維持することができません。
鉱物油よりも部分合成油の方が性能維持が長く、化学合成オイルが一番長く安定した性能を維持できます。
安いオイルを頻繁に変えても、化学合成オイルとは基本的な性能が違うので、「良い選択」とは言えないと思います。
このような理由で、安いオイルを頻繁に交換するよりもある程度の金額を払って「化学合成オイル」を「推奨交換時期」に従って交換する方が良い選択と言えそうです。
但し、旧車と呼ばれる車については、化学合成オイルを入れない方が良いです。
化学合成オイルの誕生は1970年代ですが、その頃のエンジンは鉱物油の使用が前提で作られていました。
そこに化学合成オイルを入れてしまうと、ゴムの質が変質してしまいオイル漏れの原因になります。
80年代前半ぐらいまでの車は、鉱物油を入れましょう。
次回は、オイル交換する時のもう一つの大事な要素「オイル粘度」を書きたいと思います。
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自動車には色々なオイルが使われています。
「オイルの管理はとても大事」ということは、車に興味がまったくない人でも、なんとなく聞いたことがあると思います。
いつまでも調子よく乗るためにオイル交換をするのですが、交換時期や選ぶオイルは人それぞれですね。
オイルはいつも価格の高いものを選んでいる・・という人もいれば、安いオイルをこまめに換えている・・という人もいます。
この考え方に優劣はあるのでしょうか!?
今回はこのことについて考えてみたいと思います。
オイルについては、もっとも馴染みのある「エンジンオイル」についてです。
1回では無理がありそうなので、2回もしくは3回に分けてお伝えしたいと思います。
まずはじめに、オイルの値段は本当に様々ですね。
一番安いオイルだと1リットル300円程度。 一番高いオイルは1リットル3000円するものも。。
なぜこんなに幅があるのでしょうか??
理由の一つとして、オイルの基本的な性能が違うことがあげられます。
ベースとなるオイルの種類は3種類あります。
①鉱物油
②部分合成油
③化学合成油
鉱物油が一番安価で、化学合成油が一番高価です。
鉱物油というのは、原油をベースにしている油の総称です。
「原油を精製していく過程で出る油のゴミ」と表現されることが多いようですね。
ちょっと調べてみましたが、「化粧品や薬品にも使用されていますし、工業製品の多くに使用されています」と書いてありました。
ビニール製品や樹脂製品に使われていることはなんとなくわかっていましたが、軟膏の「ワセリン」や「化粧クリーム」のベースになっていることは知りませんでした。
一昔前は、鉱物油ベースの化粧品は肌に悪い!とか散々なことをいわれていたようですが、(実際に悪かったそうです)今では製造技術等の向上により、必ずしも悪いというわけではなくなったそうです。
そうなると、身の回りは鉱物油だらけなんですね。
毎月の給料の何割かは、鉱物油(ベースの物)を買っているということでしょうか??
鉱物油(ベースの物)を買うために、毎日働いているんですね!
恐るべし、鉱物油!
話がだいぶそれてしまったので本題に戻りますが、鉱物油オイルは車のエンジンオイルとして「必要最低限の性能を有しているもの」と表現できます。
この鉱物油に混ぜ物をして性能を高めたものが「部分合成油」です。
化学合成油は、製造工程が鉱物油や部分合成油とは違い、分留、分解、合成などを行い、オイル性能を自由に設定できるそうです。
このような違いから、オイルの価格がバラバラなんですね。
基本的に、オイルの性能は価格に比例すると言えそうです。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
エンジンオイルに求められることというのは、
①潤滑(摩擦を少なくし、焼き付きなどをおこさないようにする)
②冷却(燃焼や摩擦がひたすら続くエンジン内を冷却する)
③防錆(エンジン内部と外部の温度差により、エンジン内部は水分が発生しやすくサビやすい)
⑤密封(圧縮を作るためにピストンにはリングがついていますが、シリンダーと完全に密着していません。その隙間に入り込み気密を高めます)
⑥洗浄(エンジン内部でできたスラッジ汚れや細かい鉄粉などが一か所に留まることを防ぎます)
このようなことが挙げられます。
鉱物油は劣化が早く、性能を長い間、維持することができません。
鉱物油よりも部分合成油の方が性能維持が長く、化学合成オイルが一番長く安定した性能を維持できます。
安いオイルを頻繁に変えても、化学合成オイルとは基本的な性能が違うので、「良い選択」とは言えないと思います。
このような理由で、安いオイルを頻繁に交換するよりもある程度の金額を払って「化学合成オイル」を「推奨交換時期」に従って交換する方が良い選択と言えそうです。
但し、旧車と呼ばれる車については、化学合成オイルを入れない方が良いです。
化学合成オイルの誕生は1970年代ですが、その頃のエンジンは鉱物油の使用が前提で作られていました。
そこに化学合成オイルを入れてしまうと、ゴムの質が変質してしまいオイル漏れの原因になります。
80年代前半ぐらいまでの車は、鉱物油を入れましょう。
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Posted by J(J FOLKS創業者) at 09:03│Comments(0)